うさぎについて~主な病気まで

うさぎはどんな生き物?

うさぎ1

全ての飼いうさぎの祖先はヨーロッパ原産アナウサギです。

ヨーロッパアナウサギはヨーロッパのイベリア半島と

その近辺に生息していました。

古代ローマ時代から家畜化が始まり、15~16世紀に広まっています。

その後、うさぎは品種改良によってさまざまな種類が誕生しました。

女王びび様とぬいぐるミッシュちゃん

ウサギ

ウサギ亜科もしくは

ノウサギ亜科 の総称。

ウサギ亜科には全てのウサギ科を含めますが、

昔は一部を含めない分類もありました。

ウサギ目はウサギ科以外に、

ナキウサギ科と絶滅したプロラグスなどを含みます。

うさぎのからだについて

うさぎの耳

うさぎのみみ

うさぎは耳が大きいのが特徴です。

ウサギ目では耳介があまり発達していない種類でも、

他の哺乳類との比較においては耳介は大きいです。

うさぎは音や風のする方向に耳介を

左右別々に動かすことができます。

また、毛細血管が沢山通っているこの大きな耳介を

風にあてることで体温調節をしています。

うさぎの目

うさぎ目

両目の視界は360度あります。

夜間や薄明薄暮時にも活動出来るように、

薄暗くても見ることが可能。

立体視点が出来るのは正面のみで、

焦点は合いにくく、近くのものも見えにくいです。

(視力は0.05度ほど)

※フルカラーではありませんが、ある程度の色彩の判別は可能

うさぎの鼻

うさぎ鼻

鼻には縦に割れ目があり、

上部の皮膚を可動させることで鼻孔を開閉することができます。

(一分間に120回動くこともあります)

うさぎは目を開けたまま寝ていることがありますが、

鼻が止まっていると寝ていことがあります。

うさぎのお口

うさぎ口

歯列は  門歯・切歯・小臼歯・大臼歯、上下は上下顎からなり、

計28本の歯を持ちます。

歯は一生伸び続け、

食べてこすり合わせることですり減らします。

味覚は人間よりも多く、約8000種類の味を判断できるほどです。

うさぎの足

うさぎあし

ウサギの足の裏には肉球はなく、

厚く柔らかい体毛が生えています。

(肉球のある種も存在します)

前肢よりも後肢の方が長く、跳躍走に適しています。

前肢の指は5本、後肢の趾は4本。

うさぎの尻尾

うさぎしっぽ

尻尾は短いです。

これは逃げる為に特化した進化を遂げた結果です。

緊張したり嬉しい時、興奮している時は尻尾を振ります。

うさぎの内臓

心臓や肺は身体の割には小さい。

盲腸は盲腸便を作る為に大きくて長いです。

うさぎの毛

うさぎ毛

皮膚を包む短く柔らかな毛を「アンダーコート」、

アンダーコートを保護する様に生えた長くて固めの毛を、

「トップコート」(ガードヘアー)といいます。

ちなみに子ウサギの毛は「ベビーファー」と呼ばれます。

うさぎの髭

狭い穴の中はひげを使って道幅を計ったり、

通り道を見つけたりする為、

触覚の役割をはたします。

※長毛種の毛のカットの際には、

間違って切らない様注意しましょう。

うさぎの生態

野生のうさぎ

草原や半砂漠地帯、雪原、森林、湿原などに生息しています。

アナウサギは地中に複雑な巣穴を掘って集団で生活する為、

縄張り意識は比較的強いです。

顎下の臭腺をこすりつける事で臭いをつけてテリトリーを主張します。

※うさぎはグループ同士で行動をとりますが、

別グループ同士が鉢合わせると縄張り争いが始まります。

ノウサギは穴での生活はしません。

うさぎは装飾動物であり、草や木の葉、樹皮、果実などを食べます。

一部の野生種は昆虫なども食べる様です。

カイウサギであれば、屋外のアリなども舐めながら食します。

元々、栄養価の低い草が主食であった為、

栄養を補う為に盲腸便と呼ばれる柔らかく繋がった糞を食べます。

魔法使いのおばあさんうさぎ

これは栄養価の低い物をお腹の中で発酵させ、

栄養を高めて再び摂取するという行為です。

栄養不足の心配のない現在のカイウサギでも、

一度に栄養を吸収できない為、この行為は行われます。

繁殖

交尾により排卵が誘発される交尾排卵動物。

妊娠期間は多くの種は30–40日ほど。

(最長はナキウサギの約50日)

一度の出産で1–6羽ほど出産します。

アナウサギの繁殖

アナウサギは周年繁殖動物です。

(繁殖期を持たない動物)

年中繁殖することが可能であり、

多産で繁殖力が高い生き物です。

ノウサギ

ノウサギ

天敵は小〜中型の肉食獣、猛禽類。

およそ時速60-80kmで走ることができます。

(アナウサギの場合には、隠れる穴を用意してあるため

そこまで早い速度で逃げる能力が発達しておらず、

時速35キロほどです)

うさぎのしぐさ

声帯を持たないため滅多に鳴く事はありませんが、

仕草によりコミュニケーションをとります。

代表例

うさぎの理想の食生活について9

鼻をプープー鳴らす…楽しい時

鼻をブーブー鳴らす…怒っている時

垂直、又はひねってジャンプ…楽しい

マウンティング…順位づけ(ストレス解消or癖)

鼻でつんつん…何かを要求している

手を舐める…愛情表現

頭をつっこんで来る…なででorグルーミングして欲しい

しっぽをふる…興奮している

必死に毛づくろい…落ち着きたい

短いダッシュ…楽しい

妊娠していないのに胸やお腹の毛を抜いたり牧草を咥える…偽妊娠中

足元をくるくる回る…大好き

足でだんだんする…イライラしている

立ちあがる…遠くを見渡したい

うさぎの唾液には、衛生状態を保つ成分が含まれています。

その為、顔を前脚で覆うように

撫でたり耳を撫でる仕草をします。

(その行為は、一般的にティモテやくしくしとよばれています)

前脚に唾液を付着させて、

自らの唾液を目的の部位全体に行き渡らせる事で

衛生状態を保っています。

その為、基本的に身体を洗う必要はありません。

(どうしても必要な場合は、洗った後すぐに乾かしてください)

うさぎのペット飼育

うさぎのペット飼育

捕食される側である草食動物のため、

家飼いする場合もその本能が残存しています。

祖先がアナウサギであることもあり、

部屋の目立った場所に出ず、暗くて狭い所

を好む習性が残っています。(個体差はあります)

ペット飼育されているウサギも

ストレスを感じた時に自分の体毛を毟り取る行動が見られます。

それはほかのペット動物でもありうる事です。

排泄場所は、決まったところにする習性があるため、

きちっとしつければ、特定の場所で排泄を行うようになります。

しつけ方は、その個体のおしっこがついたものを置いておくと、

臭いで覚えやすくなります。

多頭飼いの場合、他の個体の匂いがすると

覚えるのが難しくなります。

うさぎのオスとメスの主な違い

オス♂

一般的にオスのほうがなつきやすいとも言われます。

性成熟すると、スプレーや

マウンティング(擬似交尾)をすることがあります。

(マウンティングはメス同士も行うことがあります。

この場合、上に乗る方が上、

下になる方は下の存在と順位付けをする為です)

メス♀

子育ての本能からか、基本的には慎重ですが、

いざとなるとものごとに動じない個体が多いです。

身体はオスより少し大きくなる傾向があります。

首の下には肉垂(マフマフ)ができます。(できない個体もいます)

肉垂は毛と皮で出来ています。

この毛をむしって巣の材料にするためにメスだけができます。

うさぎの食事

びび様の誕生日は「うさぎフルコース」!

愛玩動物としてのうさぎの食事は、

牧草(チモシー)食べ放題。

お水もいつでも飲めるようにしましょう。

ペレット(ラビットフード)は、体重の1%の量を、

一日2回(朝、夕)に分けて与えるのが望ましいです。

おやつとして、生野菜をバランスよく与えましょう。

一時期、うさぎはお水を飲ませてはいけない

(水分の取り過ぎは体調を崩す)という説もありましたが、

逆に水分を取らないとお腹が詰まってしまいます。

さらに、生野菜を食べることによって、正常な咀嚼が出来る為、

歯の伸びすぎを防ぐことが出来ます。

うさぎの生理学

うさぎの生理学

寿命は5–11年ほどです。

それ以上生きる場合もあります

ネザーランドドワーフでは、最高年齢13歳という記録があります。

※ギネス記録は18歳10か月です

ウサギの平均体温は38–40℃

心拍数130–325/

分呼吸数32–60/

分全血液量57–65 mL/

kg血圧90–130 /

胃腸管通過時間は4-5時間ほどです

また、生理はなく、年中繁殖は可能です。

うさぎの分布

うさぎ種類公認49品種

南極大陸や一部の離島を除く世界中の陸地に分布している。

ペットとして持ち込まれたものも多く、

オーストラリア大陸やマダガスカル島には

元々は生息していません。

日本では、

「ニホンノウサギ」「エゾナキウサギ」は、

約160年前の氷河期にサハリンから、

北海道に移り住んだうさぎが祖先とされています。

また、絶滅危惧種であり国の特別天然記念物の

アマミノクロウサギは、

世界でも奄美群島の一部にのみ生息します。

うさぎの病気

うさぎはさみしいと死んじゃうの?

そんなことはありません。ただ、ストレスに弱い生き物です。

ストレスがあると交感神経と副交感神経のバランスが乱れて

お腹の動きが悪くなったり、

イライラするうえ、免疫力も低下します。

ストレスによって弱ってしまう為、

昔はそう思われていました。

(ストレスによって自らの心臓を止めてしまうこともあります。)

ストレスは、不慣れな環境にいるのもそうですし、

無理に抱っこされるのもストレスになります。

暑すぎる、寒すぎる、騒音や震動、痛みもストレスの原因です。

うさぎ病気

不正咬合

歯のかみ合わせが正常ではない状態を不整咬合といいます。

遺伝的なものをのぞくと、衝撃により

歯根を痛め、歯が正常に伸びなくなってしまうこと。

食生活の問題があります。

うさぎは奥歯を横にスライドさせ、

食べ物をうすりつぶして咀嚼します。

ペレットのような形状のものばかり食べていたり、

柔らかいものばかり食べていると、歯は正常に削れず

不整咬合になってしまいます。

不整咬合は、その他の病気も発症してしまう可能性がある為、

大変危険な病気です。

予防策としては、高い所から落下せないこと。

牧草や生野菜を食べさせることです。

胃腸うっ滞

びび様急性胃拡張より復活!2

消化器官が衰え、食べた物が胃や腸に溜まってしまうこと。

うさぎが胃腸うっ滞になってしまうと、

消化機能が停止し、

食事から排泄までの流れが止まってしまうので、

栄養不足になります。

この状態ですとガスが溜まったり、食欲がなくなり、

死に至ることがあります。

うさぎは24時間何も食べないと危険な状態になってしまいます。

詰まったものを溶かす、胃腸を動かすことが大事です。

予防策として、日頃から水分の多い野菜を取らせること、

小麦粉製品(グルテン)を極力食べさせないことです。

胃腸うっ滞と疑わしい場合は、すぐに病院へ連れていき、

強制給餌が必要になります。

パスツレラ感染症

パスツレラ感染症は「パスツレラ・マルトシダ」という

細菌の感染によって起こる病気です。

症状は、鼻水やくしゃみ、涙目、目ヤニ、歯根膿瘍など…

免疫力の低下や、ストレスが原因です。

これも免疫力を高める生野菜を与えることによって、

予防することが出来ます。

例えば、セロリなどはストレスを軽減する効能があります。

ソアフォック

飛節びらんともいいます。うさぎの足裏には肉球がなく、

ふかふかの毛が生えていますが、

環境により足裏の毛が抜けて炎症を起こします。

予防として、金網のケージにはマットを敷きます。

軽度であれば、環境により改善できますが、

炎症が起きていた場合は、消毒や、坑炎症剤、抗生物質を投与します。

子宮疾患

ホルモンバランスの変化が原因です。

症状は血尿(オシッコの中にまとまった血の塊があります)

治療は子宮卵巣の摘出になります。

尿石症

オシッコの中のカルシウムが固まった石が

膀胱や尿道の中にできます。

症状はオシッコが出にくい、血尿。

軽度であれば、点滴でオシッコがたくさんでるようにし、

オシッコと一緒に排泄させます。重度の場合は、手術が必要。

腎疾患

腎臓の機能が衰えることによる病気で、

急性腎不全、慢性腎不全などがあります。

急性腎不全は食欲がなくなり、オシッコの量が減ります。

慢性腎不全は初期にはわかりにくいですが、

進行すると多飲多尿になります。

急性腎不全は点滴で毒素を排出させます。

慢性腎不全は、完治は難しく、

タンパク質の少ない食べ物を与え、症状を和らげます。

骨折 うさぎの骨はもろい為、骨折をしやすいです。

治療はプレートやピンでつなぐ方法もありますが、

実際には固定する為のボルトを入れる穴をあけることが難しく、

運よく自然にくっつくのを待った方がよい場合もあります。

耳ダニ症

ウサギキュウセンヒゼンダニが耳に寄生して起こる病気です。

(ウサギ同士では感染する病気です。) 耳を掻いたり頭を振ります。

みみの内側にかさぶたもできます。

治療はダニの駆虫剤の投与。

うさぎの数え方は羽?それとも匹?

うさぎの数え方は羽?それとも匹?

ウサギの数え方は、

かつて1羽、2羽と鳥と同様の「羽(わ)」を使用していました。

この由来は様々です。

獣肉食が禁止されていた時代、

大きく長い耳の形状が鳥の羽を連想させることから

「ウサギは獣ではなく鳥だ」、

「ウサギはウ(鵜)とサギ(鷺)に分けられるから鳥だ」

見なして食肉としていた説

獲物は耳を束ねて持ち歩くことから「羽」という説

があります。

最近では、うさぎは愛玩動物であるため、

愛玩動物のうさぎは

「匹」を用いるのがふさわしいとされています。

また、商業としても取引では「頭」が使われる場合もあります。

文化としてのうさぎ

ウサギは生息域が広く

親しみやすい為、昔から擬人化され、

童話や説話のモチーフとしても使われています。

…以下に主なうさぎのキャラクターをご紹介いたします。

ピーター・ラビット

ピーター・ラビット

…作者ビアトリクス・ポター

1893年9月4日にビアトリクス・ポターが

友人の息子に宛てた絵手紙が原型。

このキャラクターは擬人化され、

明るい青色の上着を着用した姿で描かれている。

日本ではネザーランドドワーフ種(オレンジカラー)

だと言われているが、実際にはベルギーウサギである。

(1893年にネザーランドドワーフ種は存在していない)

 ミッフィー

ミッフィー

…ウサギの女の子のキャラクター オランダのデザイナー、ディック・ブルーナが

描いた絵本に主人公として登場する

マイメロディ

マイメロディ

マイメロディ(My Melody)は、

サンリオがデザインしたキャラクター。

主人公・メロディ(Melody)は、

ウサギをモチーフに赤ずきん風に擬人化されています。

通称は「メロディちゃん」、「マイメロ」。

ジュエルペットのルビー

サンリオとセガトイズによるキャラクターです。

紅玉の宝石の瞳をもった、

可愛らしい白いニホンウサギの女の子うさぎ。 性格は「礼儀正しくきれい好き」。

誕生日:7月29日(しし座) 属性:マジカルレッド

ウサビッチ

ウサビッチ

カナバングラフィックス制作の

シチュエーション・コメディアニメ。

刑務所に収監された2匹の兎と、

その仲間達が繰り広げる毎日を突飛な笑いのセンスで、

ドタバタとシュールさを兼ね備えた作風を描き出したショートアニメ。

緑はプーチン。赤がキレネンコ(マフィアのボス)。

サンダーバニー

サンダーバニー

サンダーバニー(Thunder Bunny)は、

ロドニー・アラン・グリーンブラットの絵本に登場する主人公です。

三月ウサギ

三月ウサギ

三月ウサギ(さんがつウサギ、 英: March Hare)は、

ルイス・キャロルの児童文学

『不思議の国のアリス』に登場するノウサギのキャラクター。

帽子屋、眠りネズミとともに自宅の前で

「狂ったお茶会」を開いており、

お茶会に加わったアリスをおかしな言動で翻弄する。

チェシャ猫から帽子屋とともに

「気が狂っている」と評される三月ウサギは、

「三月のウサギのように気が狂っている」

という英語の言い回しから生み出されたキャラクターです。

バッグス・バニー

バッグス・バニー

バッグス・バニー(Bugs Bunny)は、

ワーナー・ブラザーズのアニメーション作品、

ルーニー・テューンズに登場する架空のウサギで、

ワーナー・ブラザーズにおけるマスコットキャラクター。

ウサギのモフィ

ウサギのモフィ

キャラクターデザインはリラックマの生みの親「コンドウアキ」

小さなうさぎ・モフィとその周りの仲間たちの

生活を描いた コットンアニメーション。

とんすけ

とんすけ

ディズニーアニメや漫画の中に登場するキャラクター。

動植物の名前にみるウサギ

ウミウサギガイ

ウミウサギガイ

貝の中でも丸くて白っぽい貝は

ウミウサギガイ科と名付けられており、

ウサギを含んだ名がつけられている。

ウミウサギ、マメウサギ、ウサギアシカワボタンガイなど。

月兎耳(つきとじ)

月兎耳(つきとじ)

白い毛で覆われた長楕円形の葉が

ウサギの耳を思わせることによるようです。

ウサギゴケ

ウサギゴケ

白い花が見事に耳をぴんとたてた

ウサギの形をしていてとても幻想的です。

バニーカクタス

バニーカクタス

サボテンの一種。

新芽を出したときに

それが白いウサギのように見えることから。

ウサギギク

ウサギギク

長楕円形の葉が

ウサギの耳を思わせることによるようです。

伝承のうさぎについて

月のうさぎ

月のうさぎ

日本には古来より、

ウサギが月に棲むという説話が

仏教道教説話あるいは民間説話として伝わっています。

ウサギは月の化身とされ、

神聖なシンボルとして用いられてきました。

山のうさぎ

出雲神話「因幡の素兎」

因幡の素兎

【だいこくさま】こと

大国の主大神がうさぎを助け、

美しい姫を助けるというお話。

出雲に白毛のうさぎはおらず、

素足など裸を意味する

「素」の素兎(しろうさぎ)=裸うさぎ

が本来の意味。

多産・豊穣・性のうさぎ

ウサギは、

冬に失われた生命が復活し草木が芽吹き

花々が咲く再生の春のシンボルです。

イースター・バニー

イースター・バニー

欧米では春の祭りの日の余興として、

子供たちや招かれた客が

あらかじめ招待主の隠しておいた

庭の卵探しをすることがある行事があります。

当初はドイツのルーテル教徒から広がったもので、

野ウサギが裁判官の役を演じ、復活祭の季節の始めに、

子供たちが良い子だったか反抗的なふるまいだったかを評価していました。

イースター・バニーは、

しばしば服を着た姿で表現されています。

伝承によれば、このウサギは、カラフルな卵やキャンディ、

おもちゃをバスケットに入れて子供たちの家に届けるという。

キリスト教会で行われる復活祭(イースター)では、

生命と復活の象徴を卵とウサギに求めて、

イースターエッグやイースターバニーの名で

行事にシンボルモチーフとして登場させています。

西欧世界ではうさぎは、

イソップ物語や不思議の国のアリスなどに登場するウサギのように、

秩序からはずれた存在をあらわす役目をあてがわれ、

あわて者、怠け者、異界へ誘う者、

トリックスターとして描かれてしまうことも多いです。

トリックスター

天敵の多いアナウサギは

生き残りのために発情期をなくして年中生殖行為が可能である。

(ノウサギの発情期は春先から秋)

オスのウサギが落ち着かなくなる様を指して

「三月ウサギ」というイギリスのことわざも生まれた。

年中発情している獣は

ヒトとウサギ(アナウサギ)くらいであるというイメージから、

性のシンボルとしてウサギが選ばれ、

プレイボーイクラブのウエイトレスの

正式なコスチュームとして採用されている。

成人誌『PLAYBOY』でも、

連動して1960年からオスのウサギの頭をデザインした

「ラビットヘッド」がキャラクターとして用いられている。

信仰のシンボルとしてのうさぎ

神道世界においては

神の使いとされることがある。

大阪の住吉神社・埼玉の調兎神社・京都の岡崎神社

などの神使として知られている。

狛ウサギ

調神社や岡崎神社には

狛犬ではなく狛ウサギがある。

物語の中のうさぎ

わらべ歌

「うさぎ うさぎ 何見て跳ねる 十五夜お月様 見て跳ねる」

(成立年作詞作曲不詳)

日本の昔話

「カチカチ山」

カチカチ山

ウサギがを知恵を働かせてタヌキを懲らしめる

…そこではウサギは知恵のあるものとして存在している。

「ウサギとカメ」

ウサギとカメ

ウサギとカメ」は、

足の速いうと足の遅いカメが競走をし、

最終的にはカメが勝利する話。

イソップ物語やラ・フォンテーヌが書いた

寓話詩にも所収されている。

そのほか、

月への民間信仰との関わりもあってか、

その愛らしい姿をデザインしたものは古くから

安産、女性や子供の守り神として広く受け入れられています。

日本におけるうさぎのイベントまとめ

近年、日本では様々なうさぎのイベントが開催されています。

うさフェスタ

うさフェス2015

日本最大のうさぎイベント

運営:有限会社オーグ(店舗名:うさぎのしっぽ)

うさぎ好きなら誰もが知っている関東最大のうさぎイベント。

出展メーカー・アーティストの数はうさぎイベントの中でナンバーワン。

詳細はこちらを参照

「うさフェスにいこう!」

うさフェスタspring

うさフェス春

秋に開催されているうさフェスタの春版。

運営:有限会社オーグ(店舗名:うさぎのしっぽ)

うさぎのアーティスト祭として開催されていたが

名前と規模し、2015年から改めて開催される。

Enjoy Rabbit Life(エンジョイラビットライフ)

「Enjoy Rabbit Life(エンジョイラビットライフ)」

関西最大級のうさぎイベント。 イベント「可愛い子コンテスト」では

実際に飼われているうさぎさん達が見られます。