【新】うさぎの不正咬合の予防法…正しい歯の削り方

【新】うさぎの不正咬合の予防…正しい歯の削り方

うさぎの歯は1年間で、約30cmほど伸び続けます。

30cmも伸びたら食事がとれなくなりますね…

ですので、通常はうさぎさん達は普段、

食事をとことで歯を削っています。

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うさぎの咀嚼は歯と歯をすり合わせる運動をします。

歯並びが悪かったり、正しい咀嚼運動が出来なくなると、

不正咬合

という歯並びの悪い病気になります。

これは、自力で物が食べれなくなったり、

自分の歯が刺さってしまったり、

他の病気を誘発させるなどうさぎさんにとって

とても恐ろしい病気です。

うさぎの不正咬合は歯の噛み合わせの悪さからなる病気です。

たまちゃん

不正咬合による主な症状

物がうまく食べられなくなる。

歯が伸び続けて刺さってしまう。

膿瘍を引き起こし、身体の組織が溶けてしまう等…

原因は?

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生まれつき歯並びが悪かったり、

歯が折れてしまった、

固形の固いものばかり食べていた等…

うさぎさんの咀嚼の仕組みについて

うさぎさんの咀嚼は、

前歯で噛み千切った物を奥歯で磨り潰して食べます。

(横運動)

一般的には固いものを食べると歯が削れるとされています。

ペレットのような固形で固いものを食べる時、

奥歯を横にスライドさせて食べるのではなく、

縦に噛み砕いて食べています。

これはうさぎの本来の食べ方ではない為、

奥歯に余計な力が入り、

歯がギザギザに削れてしまいます。

これは、「スパイク」と呼びます。

歯がギザギザになってしまうと、

本来の横運動の食べ方が出来なくなります。

野生のうさぎは木の皮をかじり、

野草などを食べて生きています。

人工的に作られたものではなく、

うさぎの本来の主食である生のものや牧草を

食べさせるのが不正咬合の予防になります。

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固いものを食べて歯を削るのではなく、

咀嚼に応じて歯と歯を擦り合わせて歯を削る…

これがうさぎの歯の正しい削り方です。

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さらに野菜等は、水分が多い為、

毛球症予防にもなります。

(水分を多く摂取すると、胃に詰まったものを流しやすくなります)

では現在のうさぎさんの食生活の主流である

ペレットは必要ないのでしょうか?

野菜の栄養バランスをきちんと考えることが出来れば、

必要ありません。

ただ…一般家庭において、栄養バランスを考え、

野菜のみで生活させることは難しいです。

スパイク(奥歯の不整咬合)が気になる方は、

固いペレット(ラビットフード)よりも、

野菜や牧草を与えて下さい。

前歯は動物病院で麻酔なしで切ることが出来ますが、

奥歯に関しては麻酔が必要になります。

(麻酔なしで可能な獣医さんもいらっしゃいますが、

うさぎが暴れて口の中を切ったり、

誤って舌を切断してしまうリスクもあります。)

また、うさぎは麻酔そのものにもリスクがあります。

これは、うさぎには麻酔が効きにくい為、

他の動物に比べ、麻酔の量が増えてしまい、

そのまま目覚めなくなる事故がある為です。

ですので、麻酔が必要になることは

うさぎさんには避けたいです。